開催にあたってご挨拶

大会長


配野 治(千葉メディカルセンター)

一般社団法人 日本心筋保護研究会 理事

ご挨拶。写真

 2023年9月23日(土)に千葉駅直結のペリエホール千葉にて第4回日本心筋保護研究会学術集会を開催させていただく運びとなりました。本学会における学術集会は本年で4回目となります、まだ年の浅い学会となります。第一回は森田紀代造大会長、第二回には山本浩史大会長、第三回目が野村実大会長と素晴らしい先生方が盛り上げて頂いた大会を思い出し、責任の重さに身の引き締まる思いです。
 さて本学術集会のメインテーマは“心臓を評価する”としました。我々は心臓手術において安定した手術成績を出すことが必然となった中、良い成績を求めて心筋保護の更なる進歩に期待を寄せています。
 このような中、今回の学術集会におきまして「手術における心臓を客観的に評価することで、「しては行けないこと」「より良くするためには何が必要か」を見極めるには、まず、心臓を正しく評価する基準と迅速に判断できる手法が必要不可欠である」との思いを込めて今回のテーマとさせて頂きました。
 内容に関しましては、川崎幸病院の高梨秀一郎先生をお招きして執刀医が考える心筋保護についてご講演頂き、教育セミナーには、「経食道心エコーによる心筋保護」や「心臓手術における心筋保護の治療標的」について学んで行きたいと思っております。共催セミナーでは「心臓手術におけるCPB」をTotal的な視点で体外循環についてのご講演を倉島直樹先生をお招きしております。パネルディスカッションでは、「周術期の心臓評価・管理」、「coronary malperfusionの際の心筋保護法・治療法」について。最後に、現在活動中の「心筋保護のガイドライン構想と合同研究班の現状」を報告して頂きます。

 多くの皆様が、千葉の地に足を運んで頂き、日頃の成果や疑問を投げかけて頂く事が何よりも学術集会の醍醐味でございます。学びを深め、親交を深め、成果を持ち寄りこれからの新しい心筋保護の未来を日本より発信していくそんな学術集会にすべく準備に取り組んで下ります。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。